【Python3年生】「機械学習」のやり方を学べるおすすめの入門書【レビュー・概要・難易度・使い方】

「機械学習」を学びたい！「Python」の基礎事項は学び終わったけど次は何を勉強すればよいの？

このような人は、次に以下の２点を重点的に学ぶと効果的です。

• 「機械学習」とはどういったものか把握する
• 「機械学習」の具体的な流れとやり方を把握する

「データサイエンス」ブームの到来で数多くの「機械学習」に関する教科書が出版されていますが、上記の２点をわかりやすく学ぶなら次の本が最もおすすめです。

この本は、「機械学習」の概要把握や実施方法を学ぶのに最もわかりやすい参考書です。この記事では、「Python３年生」のどのような本か、難易度や到達レベルなどを紹介します。

「Python３年生」の概要

「Python３年生」は次のような教科書です。

「データサイエンス」を行うには、①「Pythonの基礎」、②「データ分析の基礎」、③「機械学習の基礎」の順に学んでいく必要があります。本書は、③の「機械学習の基礎」を学ぶための教科書です。

「機械学習」は難解なアルゴリズムを使用するため、意味不明になって挫折する人が多いです。この「Python３年生」では細かい部分は抜きにして、「機械学習」の「やり方・手順」と「アルゴリズムの簡単な原理」をトコトンわかりやすく解説してくれます。ものすごくわかりやすく解説してくれるので、挫折することなく学び切ることができます

「Python３年生」はマスターすれば、「機械学習」の手順が身に付くので、自分の業務などの「やりたい機械学習」ができるようになります。もちろん、最低限の知識しかないので、解らない部分も出てくると思いますが、解らない部分はその都度調べながら取り組んでいけばOKです。「Python３年生」をマスターしておけば、解らない部分をネットや別の本で調べ、理解・解決できるようになります。

この「Python３年生」は、初学者が最短で「とりあえず機械学習をできる状態」にしてくれる良書です。

「Python３年生」の対象者

「Python３年生」の対象者は下記です。

はじめて「機械学習」を学ぶ人

「Python３年生」は「機械学習」を入門レベルから解説してくれるので、はじめて「機械学習」を学ぶ人に最適な教科書です。

「機械学習」はややこしい部分が多いので、チンプンカンプンになりがちですが、「Python３年生」では初心者でも迷うことなく学んでいけるほどわかりやすい教科書ですので、理解力に自信のない人でも間違いなく理解できます。

「Python」の超基礎は理解している人

「Python３年生」は「機械学習」の入門書として最適ですが「Python」の基本的なコーディングは理解していることが前提です。

まだ、「Python」自体の基礎事項が全く分からないという人は、姉妹書の「Python１年生」から先に勉強することをおすすめします。「Python１年生」の詳細は下記記事を参照。

「Python３年生」のメリット

「Python３年生」のメリットは次のようになります。

対話形式で解説されていて、はじめて「機械学習」を学ぶ人でも理解しやすい

「Python３年生」は授業形式で解説が進んでいきます。「初心者」が疑問に感じがちなポイントも丁寧に解説してくれます。数ある初心者向けの参考書の中でも最もわかりやすい教科書です。

短時間で「機械学習」の基礎事項が身に付く

本書は、読みやすく、初心者向けに作られているということもあり、短時間で読み終えることができます。１～２時間もあれば読み終えることができると思います。

「Python３年生」のデメリット

「Python３年生」のデメリットは次のようになります。

到達レベルは低い

「Python３年生」は初心者向けの参考書ということもあり、到達レベルは高くありません。「とりあえず機械学習ができる状態」にしてくれる程度です。

「機械学習」の力を高めたい人は、より高度な教科書で勉強したり、「実践」を通して知識を身に付けたりする必要があります。

「機械学習」を学んだことがある人は対象外

「Python３年生」は、別の教科書などで「機械学習」をある程度学んだことのある人は対象外です。

「Python３年生」は、はじめて「機械学習」を学ぶ人が「機械学習」の手順と基礎事項とを抑えるための教科書です。

「Python３年生」の使い方

「Python３年生」の具体的な使い方は次のようになります。

事前準備：「python」の基礎知識を学ぶ

「Python３年生」を学ぶ前に、「Python」の基礎事項（極簡単なコーディングなど）は把握できている必要があります。「Python３年生」を学ぶ前に最低限の「Python」スキルを学んでおきましょう。

「Pythonの基礎事項って具体的にどうやって勉強すれば良いの？」という人は、下記の記事で紹介している「Python１年生」を勉強しましょう。

本書を読みながら、自分のPCで同じ操作をする

必ず「Pthon」をインストールし、本書と同じコードを書きながら、読み進めていきましょう。一緒に操作することで、「機械学習」の「基礎事項」と「やり方」が自然と頭に入ってきます。

本書を１周する頃には、「機械学習」の基本的な流れと手順が把握できます。

もう１周

１周読み終えたら、同様の方法で２周目も行いましょう。

２周目は１時間もかからないと思います。この「２周目」をやることで、知識が定着するので必ず行いましょう。

２周しても自信のない部分や覚えられないは、メモに取っておいて、そのメモをポケットに入れておき頻繁に見るようするなどして確実に覚えましょう。

「Python３年生」の到達レベル

「Python３年生」をマスターした後の到達レベルは次のようになります。

「Python３年生」を勉強すれば「機械学習」の最低限の知識・手順が身に付くので、「とりあえず機械学習をできる状態」に到達できます。

この状態に到達できれば、自分の「やりたい機械学習」ができるようになります。もちろん、最低限の知識しかないので、解らない部分も出てくると思いますが、「Python３年生」を勉強しておけば、解らない部分をネットや別の本で調べ、理解・解決できるようになります。そのため、不明な部分が出てくれば都度調べながら知識を深めていけばOKです。

「Python３年生」の次

「Python３年生」の次の２通りの方法で勉強を続ければ良いです。は、姉妹書である次の参考書がおすすめです。

「実践」しながら知識を深めていく

１つ目のおすすめ方法は「実践しながら知識を深めていく」です。

繰り返しになりますが、「Python３年生」を勉強すれば、自分の業務など「やりたい機械学習」ができる状態になります。自分の業務や興味のあることなどに「機械学習」を使って傾向や結果の予測しようとすると、わからない箇所や不明な部分が出てくることもあると思いますが、その都度調べながら知識を深めていけば問題ありません。

「機械学習のエッセンス」で勉強する

「書籍を使ってより高度な勉強がしたい！」という人には次の本をおすすめします。

「Python３年生」は、「機械学習」の簡単な原理と操作方法を学んで「とりあえず機械学習ができる状態にする」という本ですが、この「機械学習のエッセンス」では、各アルゴリズムの数学的な考え方まで解説されています。

このレベルの原理・コーディングまでマスターすれば機械学習の中級者以上のレベルに到達できます。アルゴリズムの原理から学べるので、応用の効く知識が身に付きます。

「機械学習のエッセンス」は、難易度高めの本ですが、「Python３年生」をしっかり勉強した人であれば理解できるはずです。寧ろ「Python３年生で学んだ機械学習のアルゴリズムは、内部ではこんな数学的な考え方を基づいて計算されているだ！」と感動すると思います。

「Python３年生」のまとめ

この記事では「Python３年生」を紹介しました。「機械学習」の教科書は沢山ありますが、これ以上にわかりやすく、操作方法を身に付けられる入門書は他にないと思います。

「機械学習」は難解な部分が多いですが、本書で勉強すれば、挫折することなく最短で「機械学習の概要とやり方」を身に付けられます。

本書を勉強すれば「機械学習」を自力で行える力が身に付きます。「機械学習」に興味はあるけれど右も左もわからないという人は、「Python３年生」から勉強を始めることをおすすめします。