「研究職」を将来の仕事にしようとしている人の中には、つぎのような疑問を抱えている人も多いと思います。
「研究職」の年収ってどのくらいなの?研究職に就くには、大学院にも行って、勉強も頑張る必要があるからお金もかかる・・・。頑張って「研究職」に就いても、お金で苦労するのは嫌だな~。
このような疑問・悩みを抱えて、「研究職」を目指すか迷っている人も多いのではないでしょうか?
世間では「年収1000万円」が成功者かどうかの分かれ目と考えられがちです。
この記事では、実際に化学系の会社の研究職をやっている私が、「化学系の研究職の年収事情」や「研究職は年収1000万円に到達可能か」などについて、赤裸々に紹介します!
「研究職」を目指している人の、参考になれば幸いです。
*本記事で紹介する「年収」の情報は、あくまで、私が経験してきたケースで、会社によって異なることがあることをご承知おきください。
「研究職」の年収
「研究職の年収」は、もちろん勤める会社によって大きく変わります。
しかし、多くの会社の「研究職」について次の傾向があります。
「研究職の年収」は高め!
同年代で他職種の人に比べて、「研究職」は高い年収を貰えることが多いです。
さらに、次のような副産物もあります。
「福利厚生」が手厚い!
年収は「給与」+「福利厚生で得たお金」なので福利厚生が良い方が、年収は高くなります。
「研究部門」を持っている企業は、大きな企業のことが多いため、「福利厚生」がしっかりしているケースが多いです!
「福利厚生」が手厚いと、手出しのお金が減ることになります。
そのため、福利厚生は第二の給料と考えることができます。
「福利厚生」が手厚いというのは「研究職」に就く大きなメリットだと思います
年収1000万は到達可能?
将来的に「年収が1000万に到達できるか?」について関心を持っている人も多いのではないでしょうか?
年収1000万は可能!
当然、入社当初からいきなり「年収1000万円」を超えることはありません。
「年収1000万」に到達するには、ある程度の「役職」に就く必要がある場合が多いです。
「課長」以上の役職に就く必要あり!
多くの企業で、いわゆる「管理職」になると「年収1000万円」を超えることが多くなります。
もちろん、誰もが「課長以上の役職」に就くことができるわけではないので、しっかりと仕事で成果を挙げる必要があります。
つまり、「研究者」として、それなりの実力が必要ということになります。
「研究部門の管理職」になるには、「専門性が高い」ことだけが全てではないですが、「高い専門知識」をもっておくと、有利であることは間違いありません。
そのため、「研究職」を目指す学生さんは、今のうちから、しっかり勉強を重ねて実力をつけておきましょう!
年代別研究職の年収
「課長以上」で1000万円に到達できるのはわかったけど、若いうちはどれくらいの「年収」なの?年代別にざっくり知りたい!
このような声が聞こえてきそうなので、「年代別」に「年収」をまとめてみました。
ただし、会社によって大きく異なるので、あくまで参考程度にしてください。
- 入社当初:400万~500万
- 20代後半:500万~600万
- 30代:600万~1000万
- 40代:1000万~1200万(課長以上に就いた場合)
- 50代:1200万~1500万(部長以上に就いた場合)
ざっくり、まとめると次のようになります。
入社当初は、ボーナスがない企業も多いため、少し低めとなります。
低いといっても、他の職種に見劣りするわけではありません。どちらかと言えば、他職種に比べても高い方ではないかと思います。
ただし、上の「年収」は、あくまで「平均値」であるという点に注意してください。
早く昇進できた人は、早めに高い年収に到達できます。年齢を重ねても、昇進できなければ、年収は上がらないままになります。
年代別研究職の役職
上で「役職」によって「年収」は変わると述べましたが、ここでは、どのくらいの年齢のときに、どういった役職に就くことが多いのか紹介します。
- 30代前半:主任
- 35~40歳:係長
- 40歳~45歳:課長
- 45歳~55歳:部長
順調に出世すれば、上記の様になるケースが多いです。
なので、順調に出世した人は40題で「年収1000万円」に到達できる場合が多いです。
もちろん「係長」で出世が止まった人は、相応の年収のままです。
そのため、学生の皆さんは、学生時代だけでなく入社後も、将来のためにしっかり頑張る必要があります。
「研究職の年収」のまとめ
本記事では、「研究職の年収」について紹介しました。
「研究職」は狭き門のため、「研究職」につくことも一苦労です。
しかし、「研究職」として入社できれば、後は安泰かと言えば、そう言うわけでもありません。
「研究職」に限った話ではないかもしれませんが、今回紹介したように、入社後のがんばり次第で「年収」や「役職」に差が生じます。
「研究職」を志望の人は、自分の目指す「年収」に向けて、日々努力を重ねてください。
- 「研究職の年収」は高め
- 実力によっては年収1000万円に到達可能
- 実力によって年収は異なる
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