「研究職」に「サービス残業」は多いの?現役研究員が解説!!

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研究というお仕事

将来は、「研究職」を目指しているけど、研究職ってサービス残業はあるのかなぁ?ただ働きなんてまっぴらゴメンだ!

このように考えている大学生・大学院生、就職活動を行っている学生さんもいるのではないでしょうか?

世の中には、「サービス残業」が横行している職種もあり、そういった職種に就いた人は悲惨な人生を送ることになります。

「研究職」を目指してる人にとって、「研究職」に「サービス残業」が日常化していないか?というのは、とても大きな関心ごとだと思います。

この記事では、そんな人達に向けて、化学系の現役研究員が化学メーカーでは「サービス残業」があるのか解説します。

サービス残業とは

「サービス残業」とは何かというと下記のことを指します。

サービス残業とは

労働者が賃金の支払いを受けずに時間外労働すること!

つまり「定時後に残業をしているにもかかわらず、残業代が貰えない」ということです。

自分の時間やプライベートを犠牲にして働いているのに対価が得られません。この「サービス残業」が日常化すると、精神的におかしくなる人が多発します。

職種によっては、この「サービス残業」が当たり前となっていることがあります。「研究職」を目指している人にとって、「研究職」に「サービス残業」があるかどうかは極めて重要な問題です。

化学メーカーでのサービス残業の実態

「研究職」にサービス残業があるかどうか、結論を述べると次の通りです。

基本的に「サービス残業」はない!

基本的に「研究職」には「サービス残業」はほとんどなく、残業した時間に応じて残業代が支給されます。

そのため、「研究職」を目指している人は、「サービス残業」について過度に不安がる必要はありません。

「サービス残業」が少ない理由

それでは、なぜ「研究職」には「サービス残業」がないのでしょうか?その理由は次のようになります。

「サービス残業」が少ない理由
  • 研究所を所有しているような会社は、残業代をケチらない
  • 日々の細かいスケジュールは、自分で管理する場合が多いため
  • サービス残業が見つかると厳しい指導が入るため
  • フレックス制度を活用できるため

研究所を所有しているような会社は、残業代をケチらない

個人的には、「研究職」に「サービス残業」がない大きな理由の一つだと思っていますが、「研究組織」を持っているような企業は、資金的にも余裕があることが多く、残業代をケチるようなことはしません。残業時間に応じてしっかりと残業代を支給してくれます。

会社側としては、残業代をケチって、世間に「ブラック企業」のウワサが広まることの方がよっぽど痛手です。

また、企業側は、「ブラック企業」の悪名が広がらないように、1ヶ月当たりの「上限残業時間」を規定し入る場合がほとんどです(うちの会社の場合。月45時間が上限)。

企業の研究員は、この「上限残業時間」を遵守しながら残業をすることになります

こういったことが、「研究職」に「サービス残業」がない要因になっています。

日々の細かいスケジュールは、自分で管理する場合が多いため

「研究職」は、基本的に日々の実験スケジュールを自分自身で決めることが多いです。

自身でスケジュール管理するため、「サービス残業」が必要になるほどの過密なスケジュールを立てない限り、「サービス残業」をする必要がありません。

「サービス残業」が見つかると厳しい指導が入るため

前述のとおり、会社側も世間体の点から「サービス残業」を阻止しようとする傾向があります。

そのため、故意にサービス残業をした場合、厳しい指導を受けることになります。

そのようなリスクを冒してまで「サービス残業」をするメリットがないため、多くの研究員が「サービス残業」をしません。

フレックス制度を活用できるため

多くの化学メーカーでは、1ヶ月当たりの上限の残業時間を決めている場合がほとんどです。しかし、多くの化学メーカーが「フレックス制度」を採用しています。

そのため、上限の残業時間を超えそうになった場合は、「フレックス制度」を活用して、残業時間を調整できます。そのため、「上限の残業時間を超えそうだから、こっそりサービス残業をする」みたいなことは、あまり起こりません。

稀に見るサービス残業

「研究職」に「サービス残業」が少ないといっても、ごく稀に「サービス残業」を見かけることがあります。「研究職」が「サービス残業」をする理由は下記のようになります。

「サービス残業」をするケース
  • 製造立ち上げ、顧客対応などで、多忙となってしまう
  • 過度に過密なスケジュールを立ててしまっている
  • 要求の厳しい上司のもとで働いている
  • 「サービス残業している自分、カッコいい」と勘違いしている

製造立ち上げ、顧客対応などで、多忙となってしまう

担当している製品が量産化間近の場合や顧客対応などで多忙となった場合、会社で規定している上限残業時間をオーバーしてしまうことがあります。

こういった場合、苦肉の策として「サービス残業」をせざるを得ない場合があります。

こういった場合、会社側に指示されているわけではなく、自身の判断で「サービス残業」している場合がほとんどです。

ただし、日常的に「サービス残業」をしているわけではなく、こういった突発的な出来事の場合のみの「サービス残業」です。日常的な「サービス残業」ではないので、そこまで心配する必要はありません。

過度に過密なスケジュールを立ててしまっている

「研究職」は自分で日々の業務スケジュールを決めます。そのスケジュールをあまりに過密に立ててしい、上限残業時間内にこなすことができずに「サービス残業」をしてしまうことがあります。

経験を積んで、仕事を効率的にこなせるようになれば、こういった事を招くことは少なくなります。

要求の厳しい上司のもとで働いている

会社自体は「ホワイト企業」でも、直属の上司が「ブラック上司」の場合があります。

こういった場合は、「サービス残業」を強いられる場合があります。

このような上司に当たった場合、不運だったと諦めるのではなく、しかるべき場所に通報しましょう。多くの場合、その上司を再起不能に追い込めます。

「サービス残業している自分、カッコいい」と勘違いしている

夜中まで、無償で働いている自分をカッコいいと勘違いしている人が時々います。

今の時代、このような人は、会社側からしても、どうしようもない人種です。

間違っても、このような勘違いはしないようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、研究職に「サービス残業」があるのか解説しました。

結論は、以下のようになります。

基本的に「サービス残業」はない!

「研究職」を目指す人は、「サービス残業」を過度に心配する必要はありません。

大学で研究の魅力に取りつかれた人・化学の力を使って世の中を良くする製品を開発したい人は、「サービス残業」何かを怖がらず、「研究職」を目指しましょう。

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