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【院試勉強法】最短で院試を突破する方法!効率的な勉強方法を紹介!!【有機化学・最短で合格】

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化学

これまで勉強してこなかったけど、院試を受けななきゃ!どうすればよい?

院試まで時間がない。最短・効率的な勉強方法は?

院試を控えている人の中には、このような悩みを抱えているも多いと思います。

院試を控えている人は、なにより「合格」を優先しないといけません。「不合格」になると、進学先がなくなります。進学先がなくなった場合、代わりの進学先・就職先が見つかる可能性は低いです。見つかったとしても、急遽選んだ進学先・就職先が、理想の場所である可能性はもっと低いです。

そのため、院試は確実に合格したいところですが、残り時間が少ない場合、効率的に勉強しないと「合格」を勝ち取ることは困難です。

この記事では、私が専門とする「有機化学」について、最短で院試を突破できる勉強方法を紹介します。

私は化学系の大学院に進学しましたが、学部時代に勉強をサボりまくったので、院試直前に困惑しましたが、今回紹介する勉強方法で上位合格できました。

今回は有機化学を例に紹介しますが、他の教科でも十分使える勉強方法なので、是非、参考にして下さい。

【結論】過去問から頻出分野を把握する

「最短で院試を突破する方法」は次のようになります。

  • 過去問を解いて、頻出分野を把握する
  • 「頻出分野」に絞って教科書を読み込む

院試の勉強を始めると、教科書を頭から読みだす人が多いです。教科書を最初のページから読み込むことは体系的に知識を学べるのでとても良いことですが「最短で院試を突破する」ことが目的の場合は、おすすめできません。

というのも、院試では、全範囲が満遍なく出題されるわけではなく、その大学によって「頻出の分野」が存在します。

教科書を最初のページから読み進めるより、残り時間が少ない中で効率的に院試を突破するためには、「頻出分野」に絞って学習する方が圧倒的に効率的です。

具体的な手順

「最短で院試を突破する方法」の具体的な手順は次のようになります。

最短で院試を突破する方法
  1. 前提:最低限の知識があること
  2. 過去問を入手する
  3. 過去問を解いて頻出分野を把握する
  4. 教科書で頻出分野を読み込む
  5. 周辺知識も学習する
  6. もう一度、過去問を解く

前提:最低限の知識があること

まず今回の勉強方法を行う上での前提事の条件を説明します。

その前提条件は「最低限の知識がること」です。

「最低限の知識があること」というと、不安に感じるかもしれませんが、本当に最低限で構いません。講義の内容をぼんやり覚えていればOKです。定期テストなどで1度でも勉強したことがあれば十分過ぎます。「定期テストの内容なんてもうほとんど覚えていない」という場合でも問題ありません。次以降の手順を行えば自然と思い出します。

例えば、有機化学で言うと「有機分子を作ったり、化学反応させる学問」「巻き矢印は電子対の動きを表すもので、反応機構はこの巻き矢印を使って考えていく」程度がぼんやり頭にあれば十分です。

この最低限の知識がないと、教科書の該当分野を読んでも理解できません。全く未学習の場合は、ネットなどでその教科の概要を検索して、簡単な概要を把握しておきましょう。

過去問を入手する

まずは、志望大学のHPなどから過去問を可能な限りダウンロードしましょう。先輩や友人経由で入手するのも良いです。

入手できる過去問が多ければ多い程、有利になるので、できるだけ多く集めましょう。

過去問を解いて頻出分野を把握する

入手した過去問を実際に解いていきましょう。ここでの目的は「頻出分野を把握する」ことです。そのため、ここの段階では、過去問が解けなくても全く問題ありません。

「頻出分野を把握する」のやり方は、過去問を解いていき、「ケトンやエステル等のカルボニル関連の問題が多いな」、「立体選択的反応の問題が多いな」、「クロスカップリング反応の問題が毎年出題されている」という風に行っていきます。

全分野から満遍なく、出題されることは少なく、どの大学院でも「頻出分野」は限られます。「頻出分野」を把握できれば、勉強しなくてはいけない分野はかなり絞られます。

教科書で頻出分野を読み込む

「頻出分野」を把握できたら、教科書の該当分野を読み込んでいきます。この際、単純に暗記するだけでなく「一般的な法則・理論」を覚えるようにしてください。

というのも、院試で全く同じ問題が出題されることは稀で、少し形を変えて出題されることが多いからです。

例えば、「ケトンは、C=O基の炭素上で繰りにアルキルリチウムなどの求核剤と反応し、アルコールを生成する。一方、エステルはC=O基の炭素上で反応した後、アルコキシ基が脱離して、ケトンになる」といった様に官能基の反応の一般性を覚えるようにしてください。

このように「一般的な法則」を覚えておけば、多少形を変えた問題でも対応できるようになります。

周辺知識も学習する

教科書の該当分野を読む際は「周辺知識」の学習も行ってください。

例えば、ケトンやエステル等のカルボニル化合物関連の問題が頻出分野だとします。教科書でその分野を学習する場合、ケトンやエステルの反応を抑えることはもちろんのこと、アミドやニトリルなどの類似の官能基が、どういった反応をするのかまで抑えるようにして下さい。

上記で説明したように、官能基が変われば「一般的な法則」が変わることがあります。そういった個所はしっかり暗記するようにしてください。

このように学習していけば、院試の合格率が飛躍的に向上します。

使用する教科書・参考書

大学の授業で使われる教科書:1番確実

教科書で頻出分野を勉強する場合、どの教科書を用いたら良いかが悩みどころだと思います。使うべき教科書は次が最適です。

大学の授業で使われる教科書

大学で使われている教科書で勉強するのが最も確実です。なぜなら、大学院入試は、その大学で使われている教科書や講義で扱った内容から作成されることが多いからです。

そのため、大学で使用されている教科書がわかる場合は、その教科書を使って学習することをおすすめします。

中堅~難関大学院:ボルハルトショワー現代有機化学

他学部や外部の大学院を受験をする場合は、使用している教科書がわからない場合もあると思います。そういった場合は、次の教科書をおすすめします。

まず、中堅~難関大学(ほとんどの大学がこれに該当)を受験する場合は、下記の教科書がおすすめです。

この教科書で勉強すれば、ほぼ間違くなく合格できます。

難関~超難関大学院:ウォーレン有機化学

東大や京大などの超難関大学を受験する場合は、上記の教科書に加えて、次の「ウォーレン有機化学」まで勉強しておけば万全です。

この教科書を読み込めば、「有機化学の理論」を根底から学べるので、院試でも上位の合格が可能になります。

それだけでなく、「ウォーレン有機化学」で学習しておけば、院生になってからも研究が問題なく進められるようになります。

注意点・デメリット

今回紹介している「頻出分野に絞って学習する方法」には、いくつかのデメリットがあります。

デメリット
  • 体系的な知識が得られない場合もある
  • 出題傾向が大幅に変更されたら対応できない

体系的な知識が得らない場合もある

今回の様に「頻出分野に絞って学習する」と、教科書を最初から読み進めるより、体系的な知識が身に付かない可能性があります。

ただし、まずは大学院に受かることが最優先です。合格した後に、教科書を読み進めれば全く問題ないです。

出題傾向が大幅に変更されたら対応できない

今回の方法で学習を進めた場合、出題傾向が大きく変更されると対応できなくなります。

ただし、この場合、多くの受験生も同じ状況ですので、そこまで深刻に考える必要はありません。自分が受験した年に、運悪く、出題傾向が大きく変更されたら、焦らず「周りも同じ状況だ」と落ち着いて、解ける問題を見つけて、確実に得点を積み重ねられれば合格点に達するでしょう。

【注意点】専門家を目指すなら

有機化学は色々な分野の知識を融合させて、研究を進める学問です。そのため、専門家を目指すなら、分野を絞らず全ての分野を体系的に学習しておくべきです。そのため、有機化学の専門家を目指すなら、次のことをおすすめします。

大学院に受かったら、全分野を学習する!

前述しましたが、まずは大学院に「合格」することが最優先です。大学院に受からなければ、専門家になること自体が叶わなくなります。そのため、大学院に受かるために、今回紹介した方法で「合格」を勝ち取ることをおすすめします。

専門家を目指す人は、合格した後に、教科書を最初から読み進め、体系的に学習することをおすすめします。おすすめの教科書・問題集は下記記事で紹介しています。

まとめ

この記事では、院試に最短で合格する方法を紹介しました。その極意は下記です。

  • 過去問を解いて、頻出分野を把握する
  • 頻出分野に絞って、教科書を読み込む

この方法を使えば、学習範囲が大幅に絞られるため、最速での「合格」を目指せます。

体系的に知識を獲得できない面もありますが、まずは院試を突破することが最重要です。合格しないことにはその後のキャリアも作れません。

専門家を目指す人・仕事にしたい人は、合格後に教科書をじっくり読んで体系的な知識を学習しても全く遅くはありません。

院試を控えている人は、まず「合格」することを最優先に考え、今回紹介した勉強方法で合格し、理想のキャリアを築きましょう。

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