将来は「化学系の研究職」につきたいけれど、研究職って忙しいの⁇
「化学系の研究職」に憧れてはいるけど、ブラックな労働環境だったらどうしよう・・・。
このように「研究職」を目指しているけれど、ブラックな職場だったらどうしようと、不安な気持ちを抱えている人も多いはず。私自身も、学生時代はこのような不安を抱えながら就職活動を行っていました。
この記事では、「化学系の研究職」の忙しさやブラック度合を現役の研究員が解説します。「化学系の研究職」を目指しているけれど、労働環境に不安を抱いている人の参考になれば幸いです。
【結論】「化学系の研究職」は「ブラックでないが、自分次第」
結論から言うと、「化学系の研究職」は、決して、ブラックではありません。しかし、自分の目指す成果やスケジュールの組み方次第で、忙しくすることもできます。
つまり、成果をドンドン上げたい人は、忙しくすることもできますし、逆にゆっくり働きたいという人は自分のペースに合った仕事量に抑えることもできます。
そのため、「化学系の研究職」に超多忙なイメージがあって、不安を抱いている人は、そこまで心配する必要はありません。
「化学系の研究職」に憧れている方は、仕事の忙しさやブラックかどうかを気にせず、「化学系の研究職」を目指して良いと思います。
1度きりの人生なので、本当にやりたいことを追い求めることをおすすめします。
「ブラックでないが、自分次第」な理由
「化学系の研究職」の忙しさが「自分次第」な理由は次のようになります。
- スケジュールを自身で管理するから
- 仕事のゴールを自分で決めるから
- 世の中が業務効率化を推進しているから
スケジュールを自身で管理するから
基本的に仕事のスケジュールの詳細は、自分に委ねられていることがほとんどです。
他の仕事の様に、「この時間にはこの仕事をする」というのを決められることはほとんどありません。
細かなスケジュールは自分で決める必要があります。
そのため、メリハリをつけて仕事を行うことが可能で、極端に忙しいようなスケジュールを組む必要もありません。もちろん、バリバリ働きたい人は、忙しいスケジュールを組むこともできます。
仕事のゴールを自分で決めるから
取り組んでいる仕事には、当然、開発目標やスケジュールは決められていますが、「研究職」という職業上、どこで満足するかは、自分である程度は、決める必要があります。
そのため、とてつもなく高い目標を掲げないでいれば、多忙になることも少ないはず。そのため、仕事量もコントロールできます。
ただし、あまりに低すぎる目標を掲げてこなすだけでは、評価も上がらず、クビになる可能性もあるので注意は必要です。
世の中が業務効率化を推進しているから
世間的に「働き方改革」が叫ばれ、企業も「業務効率化」に取り組んでいます。
特に大手メーカでは、対外向けにも「働き方改革」に取り組まないといけない状況です。
そのため、一昔前の様に、深夜まで仕事をするような人はほとんどおらず、ホワイトな職場環境です。
これも、「研究職」がブラックでない理由の1つです。
「忙しさ」を自分でコントロールする上での注意点
ここまで、「化学系の研究職は、自分で仕事をコントロールできる!」と述べてきましたが、こう聞くと、「化学系の研究職は楽ができる」と感じてしまう人がいるかもしれません。そんな人たちに伝えておきたいことがあります。
- 自分でコントロールできるが、「成果」を上げることが大前提
- 忙しく働いている人の方が昇進しやすい
自分でコントロールできるが、「成果」を上げることが大前提
仕事で「研究」を行う以上、「成果」を上げることが大前提です。「成果」を上げられない場合は解雇の対象になります。
スケジュールを自分で組むからといって、楽なスケジュールばかりを組んで、成果を上げられずにいると、まずい状況になり得ます。
無理に忙しいスケジュールを組む必要はないですが、最低限の成果は上げられる程度のスケジュールは組む必要があります。
忙しく働いている人の方が昇進しやすい
当然のことですが、自分からそれなりに忙しいスケジュールを組んで、「成果」を追い求めている人の方が早く昇進します。
楽なスケジュールばかり組んでいる人は、昇進は遠のきますし、それに伴って、収入面・裁量も増えません。
何を求めるかは、その人次第ですが、「昇進」を目指している人は、成果を上げられるようなスケジュールを組むように心がけましょう。
例外!新人はこの限りではない!
ここからは、例外的に忙しくなるケースを述べていきます。
ここまで、スケジュールは自分で決めると述べてきましたが、新入社員はこの限りではありません。
とうのも、大学の研究室と違って、企業の研究所には、独自のルールがあったりします。また、学生時代とは異なる実験をすることが多いので、上司や先輩社員に教えてもらいながら実験をすることになります。
この場合、自分でスケジュールを決めるのではなく、決められたスケジュールにしがって仕事を進める必要があり、業務時間をコントロールできない場合もあります。そのため、上司や先輩によっては、多少きついスケジュールになることもあります。
ただ、社歴を重ねると確実に自分でスケジュールを決められるようになるので、最初だけの始業期間だと思って耐えましょう。
もちろん、一時的に多忙な時期ある
どんな仕事でもそうですが、一時的に多忙になる時期があります。
例えば、研究している製品の製造の時期になったり、研究報告会の準備、論文・特許の執筆をしていると忙しくなりがちです。もちろん開発した製品に不具合が生じた場合も、原因究明に忙しくなったりします。
この時期は、残業時間も増えることがあります。しかし、常日頃から忙しいわけではなく、一時的・突発的な事象なので、辛いかもしれませんが頑張りましょう。
ちなみに私の経験では、一時的な忙しさであれば、普段と違った生活が送れて若干楽しいことさえあります。そのため、あまりマイナスに捉え過ぎず、逆に楽しむくらいのつもりで取り組めば丁度良いです。
研究員の平均残業時間
最後に、「化学系の研究員」の「平均残業時間」を述べておきます。
「平均残業時間」は15~30時間
多くの研究員がこのくらいの残業時間に収まると思います。つまり、1日1時間程度の残業を行っている感じです。
もちろん、成果を上げたい人の中には月に40時間近い残業を行っている人もいます。逆に、ほとんど残業を行わない人もいます。
ただ、前述したように、多くの企業が「働き方改革」に取り組んでいることもあり、40時間を超えるような残業は、会社側から止められる場合が多いです。
つまり、「化学系の研究員」は、残業はするものの、過度な残業は行わないと言えます。
「化学系研究員の忙しさ」のまとめ
今回は、「化学系研究員の忙しさ」について解説しました。
「化学系研究員の忙しさ」をまとめると次のようになります。
- ブラックではない
- 自分次第で、楽にも多忙にもできる
個人的には、自分のペースで研究ができ、集中して多忙に取り組むことも、生活状況に合わせてペースを緩めることもできる職業だと思っています。
本当に研究が好きな人なら、理想的な職業だと思っています。そのため、研究が好きで「研究職」に興味がある人は、チャレンジして良い職業だと思います。
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