研究職が「転職」を考えるとき!キャリアアップ?新しい目標を見つけたとき?時には逃げのため?

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就活・転職

長い間、研究職として働いていると、「転職」を考えると機会があります。

「仕事」は人生の大部分を費やす重要な部分です!

この重要な仕事を、少しでも快適に過ごしたいという人はとても多いのではないでしょうか?

私は長い間、企業の研究員として働いているので、研究員が「転職」を考えるタイミングには、一定のパターンがあることがわかってきました。

この記事では、「研究員の転職のきっかけ」と「転職する上で注意しておきたいこと」について紹介します。

違う研究をやりたくなった時

長年、研究所に勤めていると、次の動機で転職を決意する人を多く見かけます。

〇〇の研究をやっているけど、違う研究をやりたい!

このような理由で、転職を考える人が多いです。

違う研究がやりたくなった理由は、以下のようなことがきっかけとなるケースが多いです。

違う研究がやりたくなるきっかけ
  • 違う研究分野の論文などを読んだ
  • お店などで違う分野の製品を目の当たりにした
  • 学生時代を思い出した

違う研究分野の論文を読んだ

○○の分野の論文を読んだ!この分野の研究をやりたい!

こういう人を結構見ます。

新しい分野に挑戦することは、とても良いことだと思います。

今の安定を捨ててでも、その分野の研究に挑戦したいという気持ちはとても素敵だと思います。

ただし、その挑戦したい分野には、長年その分野を研究している専門家がいるということを忘れてはいけません。

そういった経験年数的なハンディをひっくり返すほど努力でき、情熱を注げるのであれば、ぜひ挑戦すべきです。

お店などで違う分野の製品を目の当たりにした

例えば、お店何かで新型のi-phoneを見かけて、

このi-phoneにも、こんな素材が使われているんだ~!

僕もi-phoneに使われるような素材開発に携わりたい!

このような機会が転職のきっかけとなるケースも多いです。

自身の持つ知識やスキルを自分が魅力を感じる製品開発のために使いたいと思うのは自然なことです。

ぜひ頑張って、転職して欲しいと思います。

ただし、この場合でも、その分野のエキスパートがすでに多く存在して、そういった人たちと対等に渡り合えるために、猛勉強が必須ということを忘れてはいけません。

学生時代を思い出した

学生時代は天然物合成や創薬をしていた!今は、会社で違う分野の研究を行っている。

今の研究より、学生時代の研究の方が情熱を注ぐことができた!もう1度学生時代のような研究がしたいな~。

このように考えて、転職を決意する人も多いです。

この場合は、学生時代に取り組んだ研究分野と今取り組んでいる研究分野の両方を、実際に体験・比較した上で転職を希望しているので、転職後の仕事が成功する場合が多いです。

そのため、転職後に「想像したのと違う!!」ということが起こりづらく、転職後も上手くやっていけるケースが多いです。

もちろん、企業と研究室の違いなどもありますが、一度社会人を経験している人であればその違いはすんなり順応できると思います。

このようなケースの転職は個人的にはおすすめです。

他社の研究員と接したとき

他社の研究員
他社の研究員

うちの会社では、○○の研究をやっていてこんな風に仕事を進めているよ!

他社のひとから、こんな話を聞いて、転職を考える人も多いです。

自分の理想により近い「働き方」ができる職場を見つけたら、転職を考えるのは自然なことで、自分の理想の働き方を実現するために、転職を成功させて欲しい思います。

ただし、注意点は他社の研究員1人の意見を参考にし過ぎるのは危険ということです。

あくまで、その他社の研究員1人の意見であり、人によって感じ方は異なるものです。

他社の研究員1人を信じすぎて、転職して、「聞いていたのと全然違う!」となってしまうと大変残念なことになります。

そのため、「1人ではなく複数の人から話を聞く」「転職サイトなどで実際に転職した人の感想を調べる」などした上で、転職することをおすすめします。

ヘッドハンティングを受けたとき

企業の研究を長く続けているとヘッドハンティングを受けるときもあります。

特許・論文の執筆、学会発表を精力的に行っている場合は、特にヘッドハンティングの機会が増えます。

ヘッドハンティングを受ける場合は、今の研究分野のスキル・知見を評価されている場合が多いので、研究分野のマッチングがとても良く、即戦力として活躍できます。

また、給与・福利厚生などの待遇が、今の会社より良いケースも多いです。

つまり「最初から技術力を評価され、待遇もよい」という条件で転職できます。

このような環境で転職できるため、ヘッドハンティングがを受けた場合、すんなり転職する人が多いです。

ただし、世の中には悪い会社も多くあるのが事実で「ヘッドハンティングして、知見を吸い取ったら、すぐリストラ」のようなことをする会社もあります

そのため、好待遇を提示されても、すぐに飛びつかず、しっかりその会社について調べた上で、決断しましょう!

待遇が良い企業を発見したとき

ネットや転職サイトを眺めているときに、今の自分の待遇より良い会社を見つけた時も、転職を考えるきっかけになります。

職種や研究分野が同じで仕事内容もに通っているのなら、少しでも給料の高いところで仕事したいですよね。

もちろん、給料が高いと言う事は高い知識や技術が求められる可能性が高いです。

自分の知見や技術に自信があるのなら、他の会社に転職しても充分やっていけると思います。

研究が上手くいかないとき

ここからはネガティブパターンの転職について述べていきたいと思います。

最も多い転職のパターンとして、現在の研究がうまくいっていないパターンが挙げられます

給料をもらう以上、一定の成果を出す必要があります。

成果が出ない!この研究をするのが嫌だ!このまま成果を出せないとリストラの対象になるかも!!

このような考えで、転職を決意するパターンをよく見かけます。

自分の人生なのでマイナスの感情を持ったまま仕事を続けるのは精神的にも良くないと思います。

このような人状況に置かれている人は、転職を1つの選択肢として考えて良いと思います

ただし、研究所としてうまくいっていないパターンはその人の実力不足の可能性が非常に高いです。

また、研究活動は、上手くいかないときの方が多いのことも事実です。「研究が上手くいかないときにどれだけ踏ん張れるか」「いかに新しいアイディアを創出できるか」も研究員の腕の見せ所です。

「研究が上手くいかない」時の、「逃げ」として、転職しても転職先の会社で同じような状況に陥る可能性は非常に高いです。

そのためこういったきっかけで転職を考えている人は、「自分の能力に落ち度はないか」「実験と勉強などの当たり前の努力をしっかりできているか」を今一度考えてみましょう

こういった「努力」はしっかりできているのに、研究がうまくいかないのであれば「転職」をしても良いのではないかと思います

上司や同僚と会わないとき

人間関係が原因で転職を考えるパターンもあります。

人間である以上、周りに合わない人がいる場合は、仕事を続けるのが億劫になります。

これは研究職に限らずどの分野の仕事でもあり得る話です。

ただし、この場合も、「普段の自分の仕事ぶりや言動」に問題がないかはしっかり考える必要があります

「自分の仕事ぶりや言動」に問題がある場合は、転職先でも同じような状況になる可能性が高いので、転職の前に、自分自身の行いをしっかり見直してみましょう。

会社の方針や文化に違和感を覚えたとき

会社の経営方針に賛同できずに、別の会社に移ることを考える人も多いです。

また、会社には、その会社独特の文化があります。

この方針・文化になじめずに、転職を考える人も多いです。

文化については、入社してみるまで分からない部分も多いですが、転職先でも同じような失敗をしてしまうのはもったいないと思います。

「転職」の際には、転職サイトの情報はもちろん、実際にその転職先で働いている人にアプローチしてみるなど、大変とは思いますが、そういった手間を惜しまないで下さい。

私の周りでも、「実際にその職場で働いている人の生の声」を多く集めた人ほど、転職活動と転職先での仕事が上手くいっている傾向があります。

研究が転職を考えるとき まとめ

今回は、「研究員」が転職を考えるときまとめてみました。

この話は、なにも「研究員」に限った話ではありません。

他の職種でも、似たような話・傾向があると思います。

仕事は、人生の大部分の時間を費やすとても重要な部分です。

この重要な仕事を、少しでも快適に行える人が、一人でも多くなることを祈っています。

今回の記事を、転職の際の参考にしてもらえれば幸いです。

「転職」は、「転職したい!」「逃げ出したい!」と思った時転職活動を始めても遅い場合が多いです。転職に興味がない時でも、色々な会社の情報を集めておくことは重要です。万一、転職しなくても、他社の情報をあるめておくことは、今現在の仕事にもとても役立ちます。

そのため、「いつか転職するかも!」や「今は転職に全く興味ない!」という人の転職サイトには登録しておくことをおすすめします。

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