「機械学習・ディープラーニング」の勉強を始めたいけど、どの教科書から読み始めれば良いの?
昨今のデータサイエンスブームのため、このように考えている人も多いはず。機械学習関連の書籍は沢山ありますが、はじめて「機械学習・ディープラーニング」について学ぶのであれば下記の本がおすすめです。
この記事では、「機械学習&ディープラーニングのしくみと技術がしっかりわかる教科書」の概要・特徴やメリット・デメリットを紹介します。これから機械学習・ディープラーニングを学んでいきたい人は是非参考にしてください。
「機械学習&ディープラーニングのしくみと技術がしっかりわかる教科書」の概要
「機械学習&ディープラーニングのしくみと技術がしっかりわかる教科書」の概要・特徴は下記です。
- 「機械学習・ディープラーニング」のしくみと使われる技術の概略を解説してくれる
- 「機械学習・ディープラーニング」を初めて学ぶ人におすすめ
- 「機械学習」の概要を掴む本であって、実践本ではないので、自分の手で「機械学習」ができるようにはならない
タイトルのまんまですが、「機械学習&ディープラーニングのしくみと技術がしっかりわかる教科書」は、機械学習やディープラーニングとはどういったものか、その仕組み、使われている技術を初心者向けに解説してくれる本です。また、本書はあくまで「機械学習&ディープラーニングの仕組みと技術」を説明してくるだけの本であり、具体的な操作方法(プログラミングのやり方)を解説してくれる本ではありません。そのため、本書をマスターしたからといって、自分の手でPCを操作して「機械学習」を実践できるようになるわけではありません。
「機械学習・ディープラーニング」を最短で学ぶには、まず全体の概要を掴んで、その後、細かな知識やプログラミングのやり方を勉強していくことが大事です。本書は最初の段階の「概要の把握」のための本です。本書で「機械学習・ディープラーニング」の概要を掴んだ後に、より詳しい専門書で「機械学習・ディープラーニング」を学んでいけば、最短で「データサイエンティスト」になることができます。
「データサイエンティスト」を目指しているわけではないけれど教養として機械学習を学びたいという人や、自身では「データサイエンス」を行わないけれど「データサイエンティスト」と議論する必要がある立場の人は、本書のみを読んでおけば十分な知識が身に付きます。
*「機械学習&ディープラーニングのしくみと技術がしっかりわかる教科書」という名称は長いので、以降では「機械学習&DLのしくみと技術」と略します。
「機械学習&DLのしくみと技術」の対象者
- はじめて「機械学習・ディープラーニング」を学ぶ人
- 「機械学習・ディープラーニング」とはどういったものか?概略を掴みたい人
はじめて「機械学習・ディープラーニング」を学ぶ人
本書では「機械学習・ディープラーニング」で使われる技術の要点を初心者でも理解できるようにわかりやすく解説してくれます。1つ1つの技術を1~3ページにまとめて、端的かつ丁寧に解説してくれるため、機械学習の本当の初心者でも短時間で理解していくことがきます。
「機械学習・ディープラーニング」とはどういったものか?概略を掴みたい人
自身では「データサイエンス」を行わないけれど「データサイエンティスト」との議論や進捗・課題管理をする必要がある立場の人は、本書のみを読めば議論や進捗状況の確認ができる程度の知識が十分に身に付きます。
もちろん、「データサイエンティスト」を目指しているわけではないけれど、教養として「機械学習・ディープラーニング」を学びたいという人にも十分すぎる知識が身に付きます。
「機械学習&DLのしくみと技術」の良い点
- 「機械学習・ディープラーニング」の概略を最短で掴める
- 網羅性が高い
- 機械学習に使われる技術の要点をわかりやすく解説
「機械学習・ディープラーニング」の概略を最短で掴める
本書を読むことで、最短で「機械学習・ディープラーニング」の概要を掴むことができます。繰り返しになりますが、「機械学習・ディープラーニング」を効率的に学ぶには、まず全体の概要を掴んだ後に高度な知識を勉強することが重要です。本書は「概要の把握」のための最適な教科書です。
本書で「機械学習・ディープラーニング」の概要を掴んだ後に、より詳しい専門書で「機械学習・ディープラーニング」を学んでいけば、最短でデータサイエンティストになることができます。
網羅性が高い
本書は「機械学習・ディープラーニング」に使われる技術が紹介されていますが、その技術の網羅性がかなり高めです。
代表的な技術はほとんど解説されており、これ1冊で必要な技術は概ね網羅できます。
機械学習に使われる技術の要点をわかりやすく解説
本書では「機械学習・ディープラーニング」に使われる技術を初心者でも簡単に理解できるように解説してくれます。
1つ1つの技術の要点を1~3ページにまとめて、端的に解説してくれるため、機械学習の本当の初心者でも短時間で迷うことなく理解していくことがきます。
「機械学習&DLのしくみと技術」の良くない点
- 深い知識・計算方法まで踏み込まれていない
- 紹介されている技術を自分の手で使いこなせるようにはならない
深い知識・計算方法まで踏み込まれていない
「機械学習&DLのしくみと技術」では、機械学習に使われる技術の要点を網羅性高く紹介してくれますが、ひとつひとつの技術について深くは解説してくれるわけではありません。あくまで、要点や概略を解説してくれるのみです。
機械学習で頻繁に使われる「最小二乗法」を例にとると、本書では「単回帰では、誤差を少なくするために最小二乗法が使われます。最小二乗法とは○○○といった計算方法です」程度の簡単な説明しかありません。そのため、より詳細な知識を得たい場合は、本書の後により高度な専門書を読む必要があります。
紹介されている技術を自分の手で使いこなせるようにはならない
上記に関連しますが、本書では、機械学習に使われる技術の要点を紹介してくれるだけなので、自分の手でPCを操作し、機械学習を行えるようにはなりません。
そのため、機械学習の概要を掴むだけではなく、自身の手で機械学習を行っていきたいのであれば、機械学習を実践するためのプログラミングの教科書で勉強していく必要があります。
「機械学習&DLのしくみと技術」の使い方
- 最初から本書を読み進める
- もう2~3周
最初から本書を読み進める
「使い方」といっても、とても単純です。本書を最初から読み進めていくだけです。本書は構成も単純で、説明もわかりやすいので、単純に最初から読んでいっても躓くことなく読み切ることができると思います。
もう2~3周
1周するだけでも、「機械学習」の概略を掴むことは可能ですが、知識をより確実なものにするために2~3周はしましょう。
1度読んでいるので、2周目3周目は驚くほど短時間で読み終えることができます。
「機械学習&DLのしくみと技術」の到達レベル
- 「機械学習・ディープラーニング」がどういったものか把握できているレベル
「機械学習&DLのしくみと技術」を読み終えれば、「機械学習とディープラーニング」の概要はつかめているレベルに到達できます。
データサイエンティストとの簡単な議論は行えるようになります。自身ではデータサイエンスを行わないけれど、データサイエンティストと議論する必要がある立場の人には十分なレベルに到達できます。
「機械学習&DLのしくみと技術」の次
「機械学習&DLのしくみと技術」を読み終えて、自身の手で「機械学習」を行えるようなりたい場合は、次の書籍で勉強することをおすすめします。
上記の教科書を上から順に勉強していけば、自身の手で機械学習を行えるようになります。冊数は多いですが、全てマスターすれば自分の手で「機械学習」を行うことができるようになり、後は実践を通して「機械学習」のスキルを磨いていけば良い状態になります。
「機械学習&DLのしくみと技術」のまとめ
この記事では、「機械学習&ディープラーニングのしくみと技術がしっかりわかる教科書」について解説しました。
「機械学習&ディープラーニングのしくみと技術がしっかりわかる教科書」は、機械学習やディープラーニングとはどういったものか、その仕組み、使われている技術を初心者向けに解説してくれる本です。
本書をマスターしたからといって、自分の手でPCを操作して「機械学習」を実践できるようになるわけではありませんが、全くの初心者が「機械学習やディープラーニング」の勉強を開始するための最初の1冊におすすめの教科書です。
「機械学習やディープラーニング」に興味があるけれど、右も左もわからないという人は「機械学習やディープラーニング」から勉強を始めてみましょう。
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