教科書を読み終わったけど、しっかり身についているか不安
基礎からしっかり固めたい
教科書を読み終わったばかりの人は、このような不安を抱えている人も多いと思います。このような人には「基礎有機化学演習」をおすすめします。
この「基礎有機化学演習」は、有機化学の「基礎知識」に関する問題が多く収録されており、教科書を読み終わったばかりの人が基礎を習得するのに最適の問題集です。
「基礎有機化学演習」に収録されている「基礎知識」は、今後レベルの高い知識を得るにも、院試レベルの問題を解くうえでも必須の知識です。
この記事では「基礎有機化学演習」の特徴・レベル・難易度などを紹介します。
「基礎有機化学演習」の概要・特徴
「基礎有機化学演習」の特徴は下記のようになります。
| 難易度 | 基礎 |
| 解説 | 簡潔 |
| 到達レベル | 基礎事項はバッチリ 院試レベルの問題には対応不可 |
| 独学しやすさ | ★★★☆☆ |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
- 「基礎事項」の問題が充実した問題集
- ずっと必要になる「基礎理論」を習得すのにおすすめ
- 教科書の章末問題より分量が少なく、時間効率が良い
「基礎有機化学演習」は、共鳴・酸と塩基・遷移状態・求核性と脱離能などの「基礎事項」に関する問題が多く収録された問題集です。
共鳴・酸と塩基・遷移状態・求核性と脱離能などの「基礎事項」は、有機化学の考え方の根幹を成すもので、よりレベルの高い有機化学の知識を学ぶ際にも常に使用していきます。これらの「基礎事項」をしっかり理解できているかどうかで、今後の難しい「理論」を理解できるかどうかが決まります。
逆に言うと、これらの「基礎事項」の理解が曖昧なままだと、有機化学の理論が理解できず、暗記に頼るようになってしまいます。無数にある有機反応を全て暗記することは不可能なため、どこかで頭打ちになります。「基礎有機化学演習」は、有機化学を学んでいくために確実に理解しておく必要がある「基礎事項」を固めるために最適な教科書です。
また、「基礎有機化学演習」の難易度は、基礎レベルの教科書の章末問題と同レベルで、教科書の章末問題の代わりになる教科書です。難易度は同レベルですが章末問題に比べて分量が少ないため、短時間で効率的に「基礎事項」を習得できます。「基礎有機化学演習」をしっかり学習すれば、よりレベルの高い問題集への接続もスムーズになります。
基礎を固めて、今後を見据えた学習をしたい人にはおすすめの問題集です。
「基礎有機化学演習」の対象者
「基礎有機化学演習」の対象者は次の人です。
- 教科書を読み終えた人
- 基礎事項の習得度を確認したい人
- 教科書の付属問題をしっかり解けていない人
教科書を読み終えた人
大学の教科書を一通り学習した人であれば「基礎有機化学演習」でアウトプットに取り組んでみることをおすすめします。
教科書で知識をインプットした後は必ず問題集でアウトプットすることをおすすめします。教科書による知識のインプットだけでは知識は定着しづらく、アウトプットを通して知識が定着するためです。
おすすめの教科書は下記記事でも紹介しているので、参考にして下さい。

基礎事項の習得度を確認したい人
「教科書を一通り勉強したけど、しっかり理解できているか不安」という人にも「基礎有機化学演習」は大変おすすめです。
「基礎有機化学演習」は基礎事項中心に出題されるので、基礎事項の習得度を確認するために最適な問題集です。
教科書の付属問題をしっかり解けていない人
多くの有機化学の教科書では、説明に加えて章末問題が付属されていると思います。中には「教科書の説明部分は読んだけど、章末問題はしっかり解いていない」という人もいると思います。
このような方にも「基礎有機化学演習」はおすすめです。「基礎有機化学演習」は基礎事項が中心であるため、基礎レベルの教科書の章末問題の代わりになる問題集です。加えて、教科書の章末問題より分量が少ないため、短時間で基礎事項を習得できます。
「基礎有機化学演習」は、教科書の章末問題にしっかり取り組めていない人がコスパよく基礎知識を定着できる有用な問題集です。
「基礎有機化学演習」の良い点・メリット
- 基礎問題が充実
- 分量が多すぎない
- 院試レベルの難しい問題に挑戦するための基礎が固まる
基礎問題が充実
「基礎有機化学演習」では、共鳴・酸と塩基・遷移状態・求核性と脱離能などの「基礎事項」に関するの問題がとても多いです。
これらの「基礎事項」は、有機化学の考え方の土台になります。「基礎事項」をしっかり理解できているかどうかで、今後の難しい「理論」を理解できるかどうかが決まります。
基礎を固めておけば、難しい理論や問題でもスムーズに理解できるようになります。「基礎有機化学演習」を学習することで、そんな「基礎理論」を徹底して学ぶことができる点が大きなメリットです。
分量が多すぎない
「基礎有機化学演習」の難易度は、基礎レベルの教科書の章末問題と同程度で、教科書の章末問題より分量が少ないです。
一般的な教科書の章末問題は分量が多く時間がかかるのがデメリットですが、「基礎有機化学演習」は分量がちょうどよく、短時間で効率的に基礎事項を習得できます。
院試レベルの難しい問題に挑戦するための基礎が固まる
難易度の高い問題に挑戦する際には「基礎事項」をしっかりできていることが前提となります。基礎がおろそかだと、解くことができないのはもちろん、解説も十分理解できません。
そのため、難しい問題に取り組む前に、まずは基礎をしっかり固めることが何より重要です。「基礎有機化学演習」に取り組むことで「基礎事項」をしっかり習得できるので、難しい問題に取り組むためのベースが完成します。
「基礎有機化学演習」の悪い点・デメリット
- いきなり使うには向いていない
- 到達レベルが低い
- 扱われていない・浅い分野が多い
いきなり使うには向いていない
「基礎有機化学演習」は、全くの初心者が取り組むべき問題集ではありません。問題集なので基礎から有機化学を解説してくれているものではありません。そのため、「基礎有機化学演習」に取り組む前に、有機化学の教科書を読んで、有機化学の基礎的な知識は習得しておく必要があります。
下記の記事の初級レベルの教科書までは勉強した後に「有機化学演習」に取り組むことをおすすめします。

到達レベルが低い
「基礎有機化学演習」は、基礎事項が中心の問題集です。そのため、「基礎有機化学演習」を学習しても、到達レベルは高くありません。
難関大学で出題されるようなレベルの高い問題を解けるようになるには、更に高レベルの教科書・問題集で学習する必要があります。
ただし、高レベルの教科書・問題集に取り組むためには、基礎がしっかりしていることが必要です。あくまで「基礎有機化学演習」は、その基礎を固めるための問題集です。
扱われていない・浅い分野が多い
「基礎有機化学演習」では、触れられていない分野や、踏み込んだ問題が掲載されていな分野がたくさんあります。例えば「ペリ環状反応」や「炭素以外の元素」は全く扱われていません。また、「カルボニルの反応」などは扱われていますが、基本問題のみで院試レベルの問題はほとんどありません。
「基礎有機化学演習」はあくまで基礎を固めるための問題集なので仕方ありませんが、院試を受験する人は更にレベルの高い問題集で学習しておくことをおすすめします。
「基礎有機化学演習」の使い方
- 基礎レベルの教科書の内容を身につける
- 1章分の問題を解く
- 答え合わせ
- その章を3周する
- 次の章に進む
- 最後の章まで終わったら、もう1度最初から
- 5周以上する
基礎レベルの教科書の内容を身につける
「基礎有機化学演習」を学ぶ前に教科書で有機化学の基礎~標準事項を学んでください。
「基礎有機化学演習」は、初歩から有機化学の理論を解説してくれる教科書ではなく問題集です。そのため、基礎レベルの教科書を読まずに、いきなり問題を解いても全くわからないと思います。
下記の記事の初級レベルの教科書までは勉強した後に「有機化学演習」に取り組むことをおすすめします。

1章分の問題を解く
1章から順に解いていきましょう。
この段階では、解くことができない問題も多いとは思いますが、気にする必要はありません。最終的に、自力で解けるようになれば問題ありません。
答え合わせ
解いた問題の答え合わせを行っていきます。単純に「〇」や「×」をつけるのではなく「正解するにはどう考えればよいのか?」を意識して採点していきましょう。
理屈が理解できない箇所があった場合は、教科書やウェブなどで「「理屈」を納得できるまで調べて下さい。
その章を3周する
「答え合わせ」の後は、もう1度、その章の問題を解いてください。
その章を1度解いて答え合わせした後、すぐに次の章に進む人もいると思いますが、その章をしっかり頭に定着させた後に、次の章に進むことをおすすめします。「有機化学演習」は問題量が多いので、頭に定着させないまま、次の章に進んでしまうとす、その章の内容を忘れてしまうからです。
そのため、「答え合わせ」の後は、その章の内容を記憶に定着させるためにもう1周しましょう!1度解いていますので、短時間で解き切れると思います。
もう1度その章の問題を解きなおしたら、さらに2周しましょう!合計3周すると、その章のほとんどの問題が頭に入ります。
次の章に進む
同様の手順で、次の章も進めていきましょう。
もちろん、次の章も解き終わった後は3周しましょう。
最後の章まで終わったら、もう1度最初から
最後の章まで、終わったら、もう1度と最初の章から解きなおしていきましょう。既に3周ずつしているとはいえ、最初の章の問題は頭から抜けていると思います。
それらの問題をあぶりだして、知識に定着させるため再度解き直していきます。ここでは、1周ずつで良いので、スピード感を持って進めていきましょう。
5周以上する
2周目が終わったら、何周も周回しましょう!5周する頃には、ほとんどの問題が長期記憶として定着していると思います。
ここまで周回すれば「基礎有機化学演習」は完璧です。
「基礎有機化学演習」の到達レベル
「基礎有機化学演習」をマスターすれば、下記のレベルに到達できます。
- 基礎事項は完璧
- 院試レベルの問題を解くための下準備が完了
基礎事項は完璧
有機化学を根底から理解するには、基礎事項が何より重要です。この基礎事項は、今後有機化学を考える上でずっと使っていく理論になります。
「基礎有機化学演習」をマスターすれば「基礎事項」は完璧になります。
院試レベルの問題を解くための下準備が完了
院試レベルの高難度の問題を解けるようになるには、「基礎有機化学演習」以上のレベルの高い教科書・問題集にも取り組む必要があります。
「基礎有機化学演習」で基礎を固め終わったら、よりレベルの高い教科書・問題集に取り組めるようになります。つまり、「基礎有機化学演習」に取り組むことで、高難度の教科書・問題集に取り組む土台が完成します。
「基礎有機化学演習」の次
「基礎有機化学演習」をマスターすれば基礎は完璧になります。単位取得が目的の人は、大学の講義を聞いて、指定の章末問題を解けば単位取得は可能です。基礎がしっかりしているので、理解も容易だと思います。
大学院をめざす人は下記の問題集に取り組むことをおすすめします。
この「大学院をめざす人の有機化学演習」では、基礎から院試標準レベルまでの問題が扱われており、この1冊まで学習すれば、多くの大学院に合格できる学力が身につきます。

「基礎有機化学演習」のまとめ
この記事では「基礎有機化学演習」を紹介しました。「基礎有機化学演習」の特徴は下記です。
- 「基礎事項」の問題が充実した問題集
- ずっと必要になる「基礎理論」を習得すのにおすすめ
- 教科書の章末問題より分量が少なく、時間効率が良い
「基礎有機化学演習」を学習すれば、有機化学の基礎理論をしっかり学ぶことができます。この基礎理論は有機化学を学んでいくうえでずっと使い続ける理論です。この基礎がしっかりしていないと、高難度の教科書で理論を学ぼうとしても、上手く理解できません。
今後を見据えた学習をしたい人は「基礎有機化学演習」で問題演習に取り組んで下さい。
大学で使うような専門書は高いですよね?こういった専門性の高い教科書を少しでも安く購入したい人は、次の記事を参考にしてください。

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